ハコスカGTRを語る

ハコスカGTRの変化

1969年にハコスカGTRが誕生してから、同じ月にPC10型1800シリーズのハコスカも追加されました。
こちらのシリーズは、ローレルに先行搭載されていたプリンス系の直列4気筒OHC(オーバー・ヘッド・カムシャフト)1800ccのG18型をハコスカに移植したものです。

1800スポーティデラックスにGTの装備を加えた「スポーティS」というグレードも設定されましたが、こちらもエンジンはシングルキャブのままでした。
同年の10月にマイナーチェンジ。ハコスカの前期モデルの人気のスタイルだった「ワンピースグリル」となりました。

さらに、その1年後、ハコスカの後期の誕生です。
2ドアのハードトップを1800シリーズ(KPC10型)、さらに2000GTシリーズ(KGC10型)に追加となりました。GTRはセダンからハードトップ(KPGC10型)へ変更されました。
ハードトップはセダンに対してホイールベースを70mm短縮したことによって運動性能も向上しました。
この頃、負ければニュースになるとまで騒がれていたGTR黄金時代を築いた名車です。
50勝目の栄冠を勝ち取った車「GTR」としてさらに有名になり、ハコスカ(箱型スカイライン)という通称もすっかり定着していました。


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