ハコスカGTRを語る

ハコスカの心臓部

名機S20エンジンを搭載してレースにおいて敵なしの状態となり、50勝という偉業を達成したハコスカGTR。
しかし、ハコスカGTRの台数は少なく今ではGTR仕様というハコスカの方が多いくらいです。
そしてチューニングを好む方々にはエンジンを載せ替えてパワーをさらに絞りだすという方向がとても多いです。
一番メジャーなのがGTやGTXに搭載されていた6気筒L型エンジンですね。
L型エンジンはシリンダーブロックの剛性が高く、チューニングのベースエンジンとして高いポテンシャルを持っていることで人気となりました。

L型エンジンは当初、セドリックのみに搭載されていたエンジンですが、C10型の登場の2カ月後にL20を搭載した2000GTが登場します。 
L型エンジンは年々と排気量を大きくしたモデルが登場し、1969年にL24型が登場。
海外輸出用にL26型が登場し、そして1975年に最大排気量を誇るL28が誕生しました。
この大排気量エンジンをさらにボアアップして3.1リッターへと改造する方々も少なくありません。

さらに今ではハコスカGTRへ、現在よく知られているRB26エンジンを搭載してチューニングされる方も多いです。
外見はハコスカ、その心臓部は最新のGTRエンジン、しかしエンジンに合わせたトータルバランスを考えなくてはいけませんから、言葉では簡単に言えてもそれを実際にやってのけるのは至難の業でしょう。

実際にコンプリートカーの値段は500万を超えるものもしばしばですが、そうまでしてこだわるというのは、やはりハコスカGTRという車がそこまでする価値のある車という事なのでしょうね。


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